ボリンジャーバンドについて説明しています
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ボリンジャーバンド



 ボリンジャーバンドとは、先ほどご紹介した移動平均線を軸に上下に一定の幅を持たせて描かれたラインのことです。トレンドがこのまま続くのか、それとも転換するのかを見るのに使われています。


ボリンジャーバンド

 ラインの幅は上から+2σ(シグマ)、+1σ、-1σ、-2σという単位で取られていることが多いです。σ(シグマ)は統計学でよく用いられる単位です。またの名を標準偏差(ひょうじゅんへんさ)とも言います。

 

ボリンジャーバンド

 +1σラインより上をプラス圏、-1σラインより下をマイナス圏とします。「プラス圏内」では為替レートを上に引き上げていく力が働くと考えます。反対に、マイナス圏内では為替レートを下に引き下げていく力が働くと考えます。

 さらに、+2σラインより上は為替レートを引き上げていくもっと強い力が、-2σラインより下は為替レートを引き下げていくもっと強い力が働くと考えます。 

 つまり、為替レートが「プラス圏」にいるなら為替レートは今後も上昇していきすいと見るのです。同じく、「マイナス圏」にいるなら為替レートは今後も下降していきやすいと見るのです。

 

 ですが、景気にも好況と不況という波があるように、為替レートにも上昇トレンドと下降トレンドという波があり、いつかはトレンドが変わります。

ボリンジャーバンド

 上のチャートを見てください。-1σラインを”下”から”上”へ突き抜けて下降トレンドは終わっています。また、+1σラインを”上”から”下”へ突き抜けて上昇トレンドは終わっています。

 このように、為替レートが「マイナス圏」から脱出すると下降トレンドが終わると見ます。同じく、「プラス圏」からこぼれ落ちると上昇トレンドが終わると見ます。

 

☆ボリンジャーバンドでトレンドの継続と転換を意識しましょう

 

 ここまでテクニカル分析についていろいろご紹介してきました。もちろん実際にこれらのテクニカル分析を用いて利益を得ている方はたくさんいます。ですので、テクニカル分析があまり有効でないとは言えません。言えませんが、テクニカル分析はあくまで過去の経験にもとづいたものだということを忘れないでください。

 いくら有効だといってもテクニカル分析は「過去はこのようなときにこう動いたから、今後もそう動くだろう」という”予想”にすぎないのです。したがって、現実の為替レートが必ずしもテクニカル分析が出した答えどおりに動くというわけではないのです

 私個人の意見としてはテクニカル分析は心理戦的な面が強いため、取引に慣れていない方には不向きだと思います。チャートによる分析はあくまで参考程度にとどめておくべきだと考えています。


 一方、先に紹介したファンダメンタルズ分析通貨そのものを見る投資方法です。ファンダメンタルズ分析は過去の”経験”などではなく、あくまで”現実”にもとづいた分析なのです。ですので、私は根拠のあやふやなテクニカル分析よりも根拠の確かなファンダメンタルズ分析を重視したいと思っています。


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